わたしの癌日記

2015年8月9日に左胸にしこりを見つけ、9月15日に全摘手術したわたしの日記

激痛


癌は「大病」と言われるのだけど、わたしの癌は痛みはなかった。もちろん手術や抗ガン剤副作用での痛みはたくさんだったけど。それ以外はあんまり身体に症状も特になかったし。


ところが、昨日はものすごい激痛で目覚めた。

ここのところ、みぞおちや腰の痛み、吐き気や食欲不振、身体のだるさ、尿がオレンジ色と、すこぶる体調がわるかったんだけど、抗ガン剤やホルモン剤の副作用もあったから、そういう不調はなんとなく受け入れてた。


目覚めたのは朝6時。刺すような右側下腹部の痛み。1カ所がピンポイントで痛い。紛らわせようと身体をウネウネとねじって、体勢を変えてみるが、効果なし。

6時10分。痛みに耐えきれず、両親の寝室へ。痛みで立っていられず、母のベッドに倒れ込む。痛みとともに、吐き気、寒気が出てくる。

6時30分。痛みは酷くなるばかりで、どんなむきでも痛い。救急病院へ行くことにする。が、自分で立ち上がることもできない。結局、救急車を呼んでもらい、救急病院へ。搬送されるとき、何度か吐く。意識もハッキリしない感じに。

病院到着。痛みのあまり、頭はボーッとしてきて、でもお腹はとても痛いので、身体をよじる。医師が来るまでのあいだ、救急隊員の「先生が来るまで、着いてますからね」という温かい言葉にじんわりする。痛みが続く。耐えきれず、うつ伏せにまるまる。

医師が来て、「ちょっと痛いよ〜ごめんね〜」と背中をどん。激痛。あおむけで、お腹も抑える。念のためレントゲンを撮ることになるが、おそらく結石でしょうと。強い痛み止めを点滴してもらう。

癌の術前検査、1年検診のPETで両方の腎臓に石があると言われてはいたが、動かなければ問題ないとのことだったので、おそらくそれだ…

大した大きさではないが、石が腎臓から尿路へ降りてて、その痛みと、片方の腎臓が炎症をおこして腫れている。尿路結石との診断。


今日は鈍痛になったけど。昨日はとにかく痛かった…