わたしの癌日記

2015年8月9日に左胸にしこりを見つけ、9月15日に全摘手術したわたしの日記

手術2

手術台に乗ってから試練がすぐ来た。

麻酔用の点滴の針が入らない。1回目、2回目、3回目、何度やっても入らない。

麻酔をしないと手術は始められないから看護婦さんはぐいぐいと血管を探し、わたしはただ痛いけど入らない。看護婦さんが謝るも、痛いものは痛いのでつらい。執刀する主治医も到着して、針が4回目にやっと入ったので、麻酔を入れるがとにかく痛い。気持ちとしては飛び上がるほと痛い。あまりの痛さに涙が出てきて、泣きながら痛いと伝えると、麻酔薬は痛いとのなんだけど、場所変えようね〜と麻酔医に言われたあたりで泣きながら意識消失。初めての全身麻酔は痛くて辛いものでした。

そして目覚めたのは、主治医の聞こえますか〜?の声。手を握って、深呼吸して、足を動かしてに反応したら、のどのチューブの感覚はないまま、チューブははずされた。これはラッキー!事前の説明で意識ないままチューブをら引き抜いたりしないでね、と言われていたし、すぐ えづく 私なので助かった。

首を動かして時計を見たら12時ちょうど。予定の時間を1時間すぎていた。

主治医の先生が、手術おわりましたよ、リンパは1つとりましたよ、お!このベッド最新のだね、というようなことを言っているのを聞きながら、手術台からベットへ、みんなの人力でよいしょと移される。意外とどさっといくのねとか思いつつ、病棟へ。

看護婦さんが家族に、戻られましたよと声をかけているのも聞こえ、きょろきょろと顔を動かして、おわったよーと声を出してみる。この辺りの意識、自分の意思でしゃべっていたはずだけど記憶は飛び飛び。


かくして、「差額ベッド代のかからない」個室へ。術後はカーテン閉めて、ベッドから起きられないから個人的には大部屋でもいいってわたしは今でも思ってます。