わたしの癌日記

2015年8月9日に左胸にしこりを見つけ、9月15日に全摘手術したわたしの日記

タモキシフェン をひとやすみ

2018年はチャレンジの年だった。

就職して、フルタイムで月45時間超の残業もこなした。結果、手と足が腫れたり、不眠になったり、瘦せこけたりした。ので、仕事を辞めた。

やっぱり、癌の手術をする前のようには働けないと実感。それでも、病気がわかる前よりは、自分のことがわかってきて、限界を超える前にはブレーキをかけられるようになったと思う。

 

タモキシフェン   の副作用か早めの更年期かどうかはお医者さんもわからないとのことだけど、今年の夏から両手の指、両足が腫れて、特に指は痛みと腫れで曲げられず、握力も落ちて、仕事にも支障が出て、大好きな手仕事もパンを焼いたりお菓子を作ることも、家庭菜園の世話もろくにできなくなった。

いろんな病院で「リウマチではないか?」という医師の検査を受け、でも、血液検査は大丈夫。でも、手は腫れ、足も腫れ、骨量は充分で骨粗鬆症ではないけど、手足の骨がスカスカになっていると言われた。結果、リウマチではないけど、手足は腫れている。CADでの製図も、インテリアコーディネーター の二次試験の手描き製図も、手首のサポーター、カイロや湿布、痛み止めを飲んで取り組んだ。

それでも、仕事も趣味もまともにできないこの状況はほんとうに耐え難く、この2週間薬を飲むのを自己判断でやめていたので、とうとう担当医に「タモキシフェン   をやめられないか?」相談した。

先生の意見としては、タモキシフェン  で再発防止は8パーセントプラスでき、3年ほど飲んだから6パーセントくらいはプラスで防止できている、と。薬をやめるのは医師としてあまり勧められないが、薬を変える、薬を休む、選択肢をくれた。

次回の診察まで、薬をおやすみさせてくださいと頼んだ。

 

お薬を休んで、今日で3週間。握力の低下や手の腫れやバネ指はまだあるけれど、体調は良い気がする。もちろん気のせいかもしれないけど。

わたしは、ワガママだけど、ただ長く生きられればいいわけじゃない。自分のしたいことをしながら、生きていきたい。独り身だからこそ、自分の人生を生ききりたい!と思う。

副作用はなるべくすくなく。

目指せ!一級建築士

 

「くだらないのなかに」

くだらないの中に

くだらないの中に

星野源さんの声も好き。
恋やsunのアップテンポな曲ももちろん好きだけど、いまのとこベストは、これ。
「くだらないのなかに あいが」
当たり前の毎日にしあわせがあるってこと。
そのしあわせを失いかけて初めてわかる。


https://youtu.be/Ucbp-Ej5RpI
新曲のFamily songもそんな歌。
「ただしあわせで」と誰かのしあわせを願う歌。

自分が病気になって、ますます家族の健康を願うし、身体は病気でも、心は元気だから、心配もたくさんするし、とにかく、家族のしあわせを願うことがふえた。その心にしっとりと染み込むメロディ。
お源さんといっしょがこんな風に形に残るの、ステキね。(生放送の録画も消さないけど)お源ママも隆子もみつきパパもヒゲの娘ベーシストも好きだ。

「輝きは戻らない わたしがいま死んでも」

いい声だなぁ。
大好きな宮本さんの声。

「輝きは戻らない、わたしがいま死んでも」

つらいけど、苦しいけど、
またひとを好きになって、
死ぬまで、生きたい。精一杯生きたい。
いまとてもそう思う。

その日は必ず来る

その日は必ず来る - SINGLE VERSION -

その日は必ず来る - SINGLE VERSION -

どうしようもなく辛いときもあったけど、なんとかここまでがんばってきたし、これからもがんばる。
「その日は必ず来る」から。

献血と臓器提供

献血ができる年齢になってから、ずっと献血をしてきた。
でも、癌が見つかったのでもうできない。

臓器提供はすべて「する」にしている。でもこれも、実際に使えるかどうかは、「そのとき」なのだそうだ。

あと考えられるのは…献体
でもこれも悩ましくて、遺族が同意しないとできないそうだ。

二級建築士へ

二級建築士の試験を去年受けた。
体調はまだまだ本調子でなかったけど、学科合格。
5時間の長丁場の製図試験は、座ってられただけでキセキくらいの去年の今頃。
落ちてしまったので、今年は2回目の製図試験。
確実に体力はついたけど、時々バネ指や腰痛に悩まされつつ、9月の試験に向けて猛勉強中。
合格したら、次は一級目指す。
そして、病気の人のための改修工事とかを仕事にする。
病気をしたわたしだから、わかること、できること、きっとある。

新米建築士の教科書

新米建築士の教科書

生きる

‪もう十分に一生懸命生きた。だけど本人はもっと生きたかっただろう。闘病してたわけでなく、癌とつきあって生きていこうとしてたと思う。‬

‪もう身体は痛くないね。心は…きっとこの世にいるだろう。‬
‪ゆっくり休んでほしい。‬
‪たくさん勇気をありがとう。‬