読みました
- 作者: 岸見一郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: 単行本
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どんなときも
元気なときもこわい。
不調なときもこわい。
もう ない左胸が痛むのもこわい。
再発がこわい。
転移がこわい。
リンパ浮腫
腋窩郭清するとリンパ浮腫のリスクが高くなる。
わたしは、センチネルリンパ節生検で転移が見つかり、腋窩郭清した。
術後は元気そのもので、翌日からお弁当箱と呼んでいた術部からの廃液のタンクを肩からさげてう、うろ歩き回っていたけど、抗癌剤の副作用で合併症を起こし、腕が腫れるようになってしまった。
それでも、保険の効かないリンパ浮腫外来になるべく行かずに済むようにと、ストレッチとシナモンで頑張ってきた。
いまは、肘内側にすこし硬い部分があるのと、体調が悪い日は左腕が熱をもって、右腕より腫れているくらい。これ以上ひどくなったら、保険が効かずとも診察を受けなきゃなぁと思っていたら、今年から?保険が効くようになったみたい!
不安だったからよかった。
激痛
癌は「大病」と言われるのだけど、わたしの癌は痛みはなかった。もちろん手術や抗ガン剤副作用での痛みはたくさんだったけど。それ以外はあんまり身体に症状も特になかったし。
ところが、昨日はものすごい激痛で目覚めた。
ここのところ、みぞおちや腰の痛み、吐き気や食欲不振、身体のだるさ、尿がオレンジ色と、すこぶる体調がわるかったんだけど、抗ガン剤やホルモン剤の副作用もあったから、そういう不調はなんとなく受け入れてた。
目覚めたのは朝6時。刺すような右側下腹部の痛み。1カ所がピンポイントで痛い。紛らわせようと身体をウネウネとねじって、体勢を変えてみるが、効果なし。
6時10分。痛みに耐えきれず、両親の寝室へ。痛みで立っていられず、母のベッドに倒れ込む。痛みとともに、吐き気、寒気が出てくる。
6時30分。痛みは酷くなるばかりで、どんなむきでも痛い。救急病院へ行くことにする。が、自分で立ち上がることもできない。結局、救急車を呼んでもらい、救急病院へ。搬送されるとき、何度か吐く。意識もハッキリしない感じに。
病院到着。痛みのあまり、頭はボーッとしてきて、でもお腹はとても痛いので、身体をよじる。医師が来るまでのあいだ、救急隊員の「先生が来るまで、着いてますからね」という温かい言葉にじんわりする。痛みが続く。耐えきれず、うつ伏せにまるまる。
医師が来て、「ちょっと痛いよ〜ごめんね〜」と背中をどん。激痛。あおむけで、お腹も抑える。念のためレントゲンを撮ることになるが、おそらく結石でしょうと。強い痛み止めを点滴してもらう。
癌の術前検査、1年検診のPETで両方の腎臓に石があると言われてはいたが、動かなければ問題ないとのことだったので、おそらくそれだ…
大した大きさではないが、石が腎臓から尿路へ降りてて、その痛みと、片方の腎臓が炎症をおこして腫れている。尿路結石との診断。
今日は鈍痛になったけど。昨日はとにかく痛かった…
足のつめ
抗ガン剤投与中、爪の保護のために手はアイスグローブなる、要は氷の手袋で冷やし続けるのだけど、わたしのかかっている病院は、足は冷やしてくれない。1回目は自分で冷やすようにアイスノンとかでやったけど、その後は副作用がひどく、再入院になったので心折れてしまい、足を冷やすのをやめてしまった。
そうしたらこんなことに。
1枚目は2016年1月、2枚目は3月頃。
見えづらいけど、爪の中が変色していて、このころはずっと痛みが出ていた。病院で、回診のたびに痛みを訴えたけど、何ができるわけではなく…結局、数ヶ月後に爪はこうなった。二枚爪っていうのかな?傷んだ爪の下に新しい爪ができて、生え変わる感じ。
ここまできたら痛みもないかと思いきや、ひっかけてはがれることがあって、これまた痛かった。2月に抗ガン剤おわって、いま9月で手足ともに爪は生え変わりました。手の爪のガタガタは7月にはなくなって(伸びて、切った)、足の爪はつい先週に古い部分がはがれて、抗ガン剤爪はなくなった!さよなら!抗ガン剤!!